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子育て主婦暦11年。とりあえずひと段落。人生まだまだこれから!!・・・と思っているのはアタシだけ?
by kitasan_25
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自分のポジションを確認

今日は仕事が来るはずだったのに待ちぼうけ。
しばらく暇が続いたのですが、長い風邪を引いていたので、まぁいい休養といえばそうなんですが、やっぱりちょっとなんかなぁという気もします。しょうがないので、気を取り直して編み物を始めました。年末から始めて、何個か帽子を作って糸の引き具合もわかってきたので、今度は2本取りの編み物に挑戦です。ちょっとかっこいいものが出来そう!

時間があったので、ぶらぶらしていたら翻訳業界用語辞典なんてページを見つけました。古いサイトのようですが、今も昔も(?)、あんまり実体は変わっていない感じがしますね。あたってます。

こんなのもありますね。
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ゼネラリスト
多数のジャンルの翻訳をこなせる人のこと。語学力や日本語の文章力で勝負している翻訳者で、知識は広く浅くが信条のようだ。ゼネラリストと言えば聞こえはいいが、実態は得意分野を名乗るほどの専門知識がないために仕方なくよろず屋をやっている駆け出し翻訳者であることが多い。 常識的に考えて、一人の翻訳者が多数の分野で専門家と同等の知識を習得するのは不可能。なんとかなるのは、せいぜい2~3分野だろう。
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そうそう。分野が違えば、同じ英語とは思えない程、ちんぷんかんぷん。英語が出来る、って何?っていう事にもつながるんですが、結局、英語が出来ても、それ以外の専門知識のある分野がないと単なる英語屋さんになってしまう(特に翻訳という事に限った話ではなく)。じゃ、私はどうよ?っていうと、この辺は割り切るしかないかなぁ。広く浅く・・・やっておりますが、勘所としてはやっぱり技術系の文書の方が向いているという気がしています。

昨日の続きにもなりますが、文芸翻訳って、センスが大事なんですね。たとえば、

a blue envelope

という表現があって、これをどう訳すか?

「青い封筒」以外に、あれも、これも、と出てくる方はセンスがあるかも?英語のblueって結構幅が広くて、水色なんかもblueと言います。普通、青い封筒といえば、真っ青ではなく、うすい水色とか、そんな感じの色ですよね。そういう所に気づける感性が大事なんですねー。

技術文書でも、“あれ?なんかおかしい?”と気づく事は大事。技術文書は原文自体が簡潔明瞭な場合が多いのですが、それでも、さらっと読むと誤解を生む余地がある場合もあるんですね。そこに気づけない文書では、翻訳はできません。慣れもあるとは思いますが、やっぱり私は「技術寄り」なんだわぁ。。。と思いますねー。一つの所に落ち着いて、修行するのもまたよし。翻訳は“職人”なんだから。
by kitasan_25 | 2006-02-09 21:38 | 翻訳の話