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子育て主婦暦11年。とりあえずひと段落。人生まだまだこれから!!・・・と思っているのはアタシだけ?
by kitasan_25
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常識

昨日も引き続き、車の問題であれこれありました。

被害に遭った人達の気持ちになれば、わからなくもないのですが、どこで線を引くかというのが問題なのです。

一つの家族の方は、理解をしてくれて、車の修理と修理の間のレンタカー代をこちらが負担するという事で納得してくれているのですが、もう一つの家族の特に奥さんの方が、それだけでは納得しないと怒っている訳です。

具体的には、慰謝料を払え、と。

慰謝料の定義は、「生命・身体・自由・名誉・貞操などが不法に侵害された場合の、精神的損害に対する損害賠償金。」という事です。
今回の場合、“不法に侵害された”かどうか?が問題になるのかな?と思います。確かに、一方的に所有物を壊されたのですから、相手にとっては通常であれば必要のなかった損害が発生している、と言えます。具体的には、車を壊された事による精神的な苦痛、交渉などに費やした時間など。

では、“不法に”とはどういう事なのでしょうか。
法を犯して、という事とすると、今回、子供達とその親は、法律を犯して物を壊したのでしょうか。車があるから、壊してやれ!と石をぶつけた、というのなら、器物損壊などの法律違反かもしれません。でも、今回の場合は、車をねらったわけではなく、投げた石がたまたま当たってしまった、という事故、な訳です。

事故は、故意に法を犯したという訳ではなく、ましてや6歳の子供のした事です。

ただ、被害者は若い夫婦で、子供も居ないようですから、彼らにしてみれば“なんと甘い親なんだ!”となるのでしょうね。その気持ちもわからなくもありません。

子供を育てながら、自分が育つ、とよく言われますが、子供がいることにより、今まで知らなかったたくさんの事実を体験します。その間に、それまでの自分がいかに傲慢であったか、無知であったかという事を知ったし、これからも学んでいくと思います。

今回の事で実感したのは、人が持つ“常識”という範囲が、個人個人でどれだけ違っているのか、という事。それに、人から責められるという立場に立たなければならない可能性が、子供の親である以上、常につきまとうのだという事。

でも、子供がのびのびと生きていくという事も大切にしたいのです。人に責められる事ばかりを気にして、小さくまとまった人生を送ってほしくない、とも思います。やってはいけない事をしっかりと理解して欲しいのですが、“よい子ちゃん”だけで子供時代を過ごすというのも、どうなのかな、と。

褒められた事では決してありませんが、今回の事から何かを学んでくれたら、それで良いと思っています。
by kitasan_25 | 2005-09-23 11:10 | 日常の話